ふるえ(本態性振戦)のご相談
昭和32年生まれ 男性
おはようございます。
今日の患者さんは「ふるえ(本態性振戦)」のご相談の方になります。
5年ほど前から顔のゆれ、手の震えが気になり始めました。退職時期で、引き継ぎが忙しくストレスを感じていたそうです。その後も症状は波があり、市販の漢方薬を試して見てもあまり改善はありませんでした。最近また悪化したように感じてご相談にいらっしゃいました。
ふるえ(本態性振戦)は多くがはっきりとした原因がわからず治療が難航します。筋肉の過緊張ではありますが、筋肉そのものトラブルというより筋肉をコントロールする脳や自律神経に問題があると考えます。今回もストレスをきっかけに発症していることから自律神経を整えるお薬をご提案しました。
漢方薬は、
①自律神経を緊張を和らげるお薬
②体にこもった熱をとりのぞき気の流れを改善するお薬
の2種類を組み合わせて出させて頂きました。
漢方服用開始から1ヶ月、顔のゆれは変化がありませんが、手の震えは改善して字が書けるようになってきたそうです。
漢方服用開始から4ヶ月、顔のゆれも減って調子良く過ごせているそうです。周囲の人から「以前はふるえがあって心配していたけど言えなかった。最近は調子が良さそうで良かった」と言われたそうです。ストレスを感じるような場面では以前は悪化していたけれど、あまり気にならないなってきました。
お薬を減量しながら継続し、服用開始から2年で漢方相談を終了となりました。
症状に改善が見られてなによりです。
※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。