コロナ後遺症のご相談
平成20年生まれ 男性
おはようございます。
今日の患者さんは「コロナ後遺症」のご相談の方になります。
3ヶ月前にコロナに罹患、その後から朝起きたときめまい、頭痛、だるさで起きることが出来ず、学校に行くこともできないそうです。朝だけではなく日中も体を少し動かすだけでゆれているようなふらつきがあるとのことでした。病院を受診したところコロナ後遺症と診断され、様々なお薬が処方されましたが改善が見られなかったそうです。
きっかけはコロナですが上気道の感染の症状はすでに見られず、典型的な10代に多い自律神経の不調の訴えが中心です。神経の過緊張により末端、頭部に血流が十分行き渡っていないと考えました。
漢方薬は、
①自律神経を緊張を和らげて血流を改善するお薬
②貧血を改善するお薬
の2種類を組み合わせて出させて頂きました。
漢方服用開始から1ヶ月、めまいは半分以下に減りましたが、頭痛がひどくなったとのことでした。遅刻しながら学校に通える日が増えました。
漢方服用開始から3ヶ月、めまいや頭痛は頻度、程度共に減り、ほとんど遅刻せず学校に行けるようになりました。
漢方服用開始から5ヶ月、無事に修学旅行に行くことが出来たと喜びの声をいただきました。疲れると頭痛がすることがありますが普段はほとんど症状が気にならなくなってきたとのことでした。
お薬を減量してさらに半年継続し、漢方相談を終了となりました。高校に進学してもともと好きだったサッカー部に入部。元気にしているとご報告いただきました。
症状に改善が見られてなによりです。
※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。