多嚢胞卵巣症候群 (PCOS)による不妊症のご相談

服用開始時 37才 女性
こんにちは。
今日の患者さんは多嚢胞卵巣症候群(PCOS)による不妊症の方です。
ご結婚されて7年目で1年前から妊活を開始しました。特に自覚した不調はありませんがなかなか授からず、体外受精に2回挑戦するも、結果には結びつきませんでした。このままの病院だけの治療でよいのか不安に思いご来局くださいました。
生理は順調ですが、卵子の成長に大切なLH(黄体形成ホルモン)が高く、多嚢胞卵巣症候群(PCOS)の特徴がみられました。多嚢胞卵巣症候群では卵胞の成長がうまくいかず、排卵にトラブルが多くなります。
漢方の種類は
①嚢胞・オ血を改善する漢方薬
②ホルモンバランスを整える漢方薬
の2種類を出させて頂きました。
漢方服用開始から1ヶ月、採卵しましたが移植にすすむことはできませんでした。
漢方服用開始から3ヶ月、採卵前に卵子の成長を助ける補気薬を追加しました。今回の採卵では3個の卵子が凍結できました。
漢方服用開始から4ヶ月、採卵した卵子を移植へ。無事初の着床となりました。
その後も胎児の成長を助ける補血剤などを服用し、無事妊娠継続となっています。
※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。