風邪の症例
コロナ後の続く微熱と咳
70代男性・コロナ回復期に続く微熱と咳のご相談
コロナを発症し、高熱も出たが、数日後に微熱に。経過は順調の様でしたが、この微熱がなかなか下がらず、だるさも続いてなんとなく頭もぼーっとする、とご相談に見えました。
コロナと戦ったことでもともとあった体力がかなり消耗していると判断し、元気をつける薬と余分な熱を逃がす薬をご提案しました。
服用後すぐにだるさが回復、微熱もおさまったそうです。
しかし、その2週間後に咳が続くと再びご相談に見えたため、今度は肺の炎症を止める薬を提案しました。
こちらも飲んですぐ咳が少なくなって、2週間後にはほぼ止まったそうです。
コロナを始めとした風邪の後の咳に関しては放置すると肺炎などの重篤な症状に移行することもあります。また、1ヶ月半ほど咳の症状が経過してからいらした他の方はお薬が効くまでにやはり少し時間がかかりました。やはり早めの対処が回復までの一番の近道です。
止まらない咳
60代女性・風邪をひいてから続いている咳の症状
もともとはコレステロールの数値が不安でご相談にいらしている方です。お孫さんから風邪がうつり、最初はのどのいたみ、だるさや熱などの症状もあったがそちらは順調に回復。しかし、しばらく経過しても咳の症状だけが治らず、病院の薬も効果がなく困っているというご相談でした。
肺の炎症を抑える薬を5日分だけご用意しました。
後日、薬局にお立ち寄りいただいた際に伺うと、「服用後すぐに咳は止まりました!びっくりしました」と喜んでいただきました。
長期服用しないと効果がないというのが漢方薬のイメージですが、このように慢性化する前の症状はピタッとすぐおさまることがあります。