高血圧の症例

目次

高血圧とイライラ感

70代男性、20年ほど前から高血圧の診断を医師よりうけ、内服を開始。一時は自己管理で血圧を下げて服薬中止になるも60才を過ぎて徐々にまた上がってきたそうです。医師より2種類の血圧降下剤を処方されて服用、Bp130/80ほどで、コントロールは悪くありませんが血圧を気にして神経質になってしまい、測定しては一喜一憂する様に。内服薬の効果も安定せず血圧が下がりすぎてふらふら、気持ちが悪いということも時にあるそうです。このまま病院からの内服を続けて良いのか心配したご家族から相談をいただきました。

自律神経を整える薬と、血管の炎症を和らげてしなやかにする薬、血流を安定させる薬を組み合わせて服用していただきました。

服用後3ヶ月、ご家族よりイライラ感が減って家族に当たりが柔らかくなったそうです。病院からの薬は今は飲まず、140/90くらいでなんとか落ち着いているようです。

服用後4ヶ月に受けた健康診断では病院薬なしで血圧125/80ほどで、医師からも問題ないと言われてご本人も安心したご様子でした。以前より元気で、張り切って仕事をされているそうです。休日も寝ていることが多かったものの、最近は趣味のツーリングに出かけて、気力体力もでて調子がいいとのことでした。

血圧が安定し、安心したことでとてもご本人が明るくなり、ご家族にもとても喜んでいただきました。今でもお薬を継続して服用していただいております。

腎不全と高血圧

60代男性、クレアチニンが高値で腎不全でご相談いただいていた方です。数ヶ月前よりストレスから血圧が高いままで西洋薬を追加しても下がらないとご家族からご相談いただきました。

血圧は210/80で最高血圧が高く、西洋薬の追加で170/70まで下がりましたがまだ高いとのこと。ご家族から見ても最近イライラ感が強く怒りっぽい、無口であることが気になっているそうです。仕事が忙しく、夜遅くなることが多く体も心もかなり疲れている様です。

腎臓は血圧をコントロールするホルモンを出すため、腎機能の低下は血圧も不安定になります。また、血圧が上がることで特に細い血管が密集した腎臓は負担がかかりやすく、腎臓の機能も悪化しやすくなります。そのため、予算も限られていたのですが、今回は腎機能の治療と高血圧の治療を平行して行いました。

腎臓の濾過機能を維持するための健康食品、また動脈硬化の改善とイライラを抑える自律神経の緊張を和らげる薬を提案させていただきました。

服用2ヶ月で血圧は130/70ほどに下がり、安定するようになったとご報告いただきました。腎機能を示す数値も少し下がったそうです。このまま良い状態を保てるように継続していくようお話しをしております。

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