腎臓疾患の症例
糖尿病性腎症
70代前半男性・透析を先延ばしたい
特に自覚症状はないが、健康診断のたびに毎年腎臓機能が下がっている。叔父が透析を受けていて、とても大変なことを知っているのでそれだけは避けたい。糖尿病と高血圧があるが病院の薬で数値は安定。
血流を改善し、腎臓の負担を軽減するお薬と炎症を和らげるお薬を組み合わせて治療を行った。
治療開始時 クレアチニン1.31 eGFR 42.1 (2021/4/16)
9ヶ月 クレアチニン1.19 eGFR 46.8 (2021/1/20)
これまで検査の度に数値が悪化していたので改善にとても驚き、喜ばれていた。透析導入のリスクはまだ低いため、通常より服用量を減らし、長期で経過をみている。
治療開始2年後 クレアチニン1.08 eGFR51.9 (2023/4/4)
あせらずじっくり続けて下さったおかげでクレアチニンはほぼ検査基準値内に入るようになり、安心して続けていただいている。
糖尿病性腎症
60代前半男性・これ以上悪化すれば透析と医師より言われる
26才から糖尿病を患い、インシュリン注射も使用している。糖尿病が原因で腎機能が低下、他にも心不全、網膜症の既往あり。自覚症状は特になく、網膜症による視野欠損と最近足がよくつることがある。腎機能数値の悪化により医師から近いうちに透析導入の提案あり。趣味の釣りを楽しみたいのでなんとしても透析を先延ばしにしたいと来局。
体質改善の漢方薬と血流を改善する漢方薬、また原因疾患となる糖尿の治療のため糖代謝を助ける養生食をセットにして治療を行った。
来局時 クレアチニン6.12 eGFR8.1 (2021/4/9)
4ヶ月後 クレアチニン4.89 eGFR10.4 (2021/8/6)
その後悪化と改善をくり返しながら漢方治療を継続している。医師からは透析はこのままならすぐに導入にはならないと言われている。
糖尿病性腎症
70代前半男性・できるだけ透析を先延ばしたい
自覚症状は特になく、疲れやすさが少しある。糖尿病とそれが原因となる腎機能の低下、また毎晩の晩酌のため肝機能の低下がある。
腎臓の炎症を抑える薬と余分な水の排出を助ける薬、さらに肝臓の働きを助けて解毒機能を高める養生食を組み合わせて服用した。
治療開始時 クレアチニン1.60 eGFR33.86 γGTP203 (2021/7/5)
3ヶ月後 クレアチニン1.27 eGFR43.60 γGTP158 (2021/10/12)
腎機能、肝機能ともに改善が見られた。
その後改善と悪化をくり返しながら経過を観察中。
慢性腎炎
60代前半女性・腎機能の低下を防ぎたい
定期検診で年々腎機能の検査値が低下。
腎臓の炎症を和らげるお薬と、水分の排泄を促し腎臓の負担を和らげるお薬で治療を行った。
治療開始 クレアチニン 1.03 eGFR 42.9 (2021/9/8)
2ヶ月後 クレアチニン 0.89 eGFR 50.3 (2021/10/25)
この後しばらく服用後数値が安定しているので減量となった。
慢性腎炎
60代後半男性・2年前より腎機能低下
2年前より腎機能が低下。肺気腫やリウマチにより病院からお薬を飲むことも多く、腎臓に負担がかかっている。だるさが続き、寝ていることが多くなった。むくみあり。
体質を改善するお薬と水分排泄を促進する薬を組み合わせて治療を行った。
来局時 クレアチニン 2.44 eGFR 21.7 (2021/9/29)
3ヶ月 クレアチニン 1.90 eGFR 28.5 (2021/12/20)
だるさは完全には消えていないが、やや改善、リウマチにより上昇していたCRP(炎症の検査値)も下がり、喜ばれていた。