過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群は漢方薬で改善が可能です

「いつ下痢になるかわからないので外出が不安…」
「お腹が鳴るので人前が恥ずかしい…」
「お腹が常にすっきりしないで気になる…」
「トイレを常に意識しないといけない…」

数ヶ月にわたってお腹の不調、トイレのトラブルが継続もしくはくり返す「過敏性腸症候群(IBS)」。漢方薬でそのお悩みとお別れしませんか?

目次

過敏性腸症候群とは?

病院に行ってもはっきりとした原因がわからないのに、辛い症状が続く「過敏性腸症候群」。

症状としては腹痛やお腹が鳴る、腹部の違和感、下痢や便秘などが多く現れます。比較的若い女性に多く、成人の約15%にみられるとても一般的な疾患です。

基本的には重篤な疾患に移行することはありません。しかし、内視鏡や、血液検査などでも原因が特定できないため、効果的な治療が見つからないケースが多くあります。

過敏性腸症候群の原因の一つとしてストレスがあげられます。実は脳と腸は“腸脳相関”と呼ばれお互いがお互いの働きを密接にコントロールしています。そのため、精神的なストレスが胃をコントロールを乱し、原因がはっきりとわからない腸のトラブルになると考えれています。そのため過敏性腸症候群の方の中にうつ病や不安障害、パニック障害などの精神疾患を合わせもつことも珍しくありません。

そのほか、生活習慣や大腸菌の感染などによる腸炎が引き金になることや生理の周期で症状の増悪を訴える方もいらっしゃいます。また、機能性ディスペプシアや逆流性食道炎など他の胃腸疾患も合わせ持つ方も多くいらっしゃいます。

漢方相談は?

漢方相談では体質をお伺いし、漢方独自の理論で原因を追及してお薬を提案します。

精神症状が強い方には「気持ちを整える漢方薬」を。

ひどい便秘の方や生理周期で症状が変わる方には「血流を良くする漢方薬」を。

腸炎が引き金になっている方は「免疫力を高めて炎症を抑える漢方薬」を。

下痢が止まらない方には「胃腸を温めて余分な水分を取り除く漢方薬」を。

下痢と便秘をくり返す方は「自律神経を整える漢方薬」を。

上記のようなお薬を単独、もしくは組み合わせてご提案します。

過敏性腸症候群は生活習慣にも影響を受ける疾患ですので、養生法(生活習慣のアドバイス)もお伝えさせていただきます。

過敏性腸症候群の症例

60代男性、胸焼けと止まらない下痢、めまいでご相談がありました。

初回ストレスを緩和して自律神経を整えるお薬をご用意しました。胸焼けは少し収まったが、下痢がひどくなったような気がするとのことでした。お薬を再度見直し、自律神経を整えるお薬に加えて胃の働きを助けるお薬を組み合わせて提案しました。

薬を変更すると下痢はピタッとすぐ止まってとても喜んでいただきました。胸焼けはゼロではありませんが、初回来局時よりかなり改善されたとのことです。めまいも以前より気にならないとのことでした。

現在もさらに改善がすすむようにお薬を続けていただいております。「トイレを気にせず外出できるようになったのが本当に助かる!」とお喜びいただきました。

過敏性腸症候群のその他の症例はこちらから

過敏性腸症候群に関するご質問

病院のお薬で良くならなかったですが、漢方で改善しますか?

漢方相談は東洋医学独自の体質分析をしますので、病院のお薬があまり効果が実感できなかった方での改善例も多くあります。焦らずじっくり取り組んで行きましょう。

他の胃腸病を併発していると言われています。漢方治療は可能ですか?

過敏性腸症候群と診断される方は逆流性食道炎や機能性ディスペプシアなど他の胃腸病も合わせもっているケースがよくあります。漢方薬はその人の体質全体を捉えてアプローチしていくので併発している他の疾患も同時に治療が可能なことがあります。

下痢と便秘をくり返すのですが、改善しますか?

過敏性腸症候群の方の中に下痢と便秘をくり返すという方がいます。漢方薬の良い点は“中庸”と言って、その人の体のバランスを調整し本来の治癒力を引き出すことです。ある不快な症状を無理に止めるわけではないので、真逆の症状が出る方も無理なく改善することが多いです。

その他、疑問があればお気軽にお問い合わせください。

「過敏性腸症候群は原因が特定できないため治療が難航し、多くの人が悩む疾患です。場合によっては精神症状が原因ではないかと心療科を勧められ、ショックを受けてご相談に来られる方もいらっしゃいます。漢方治療はこういった原因が特定できていない疾患を改善することが得意ですので、ぜひご相談にいらして欲しいと思います。迷ったらまず、一度お問い合わせください。一緒にがんばりましょう」

漢方相談員・薬局長 石田友里

国際中医専門員A級
オーソモレキュラー認定講師
掛川西高等学校卒、東北大学薬学部卒
伝統漢方研究会所属 2020年 学術発表

(効能効果には個人差がございます。当内容は同等の効果を保証するものではございません。ご了承ください。)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!